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徐​々​に​思​考​を​深​く​実​装​さ​せ​て​い​く​私​た​ち​は​、​避​け​ら​れ​な​い​乖​離​を​繰​り​返​し​て​い​る​。​崇​高​を​目​指​し​て​い​く​精​神​と​相​対​し​な​が​ら​、​私​た​ち​の​身​体​は​徐​々​に​解​/​体​/​さ​/​れ​/​て​/​い​/​く​。

from 思​考​実​装 by ukiyojingu

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about

電波上であらゆるものを送信していく私たちは、徐々に自身の身体を情報空間上に投げ出しながら、論理的かつ効率の良い、理想的な社会を構築し始めた。
私たちは意識的に情報空間上に主体を投げ出すと同時に、どうしても意識的な行動とは一致しえない、自身の身体に内在化された何かを忘れることもできない。私たちは自身の身体の中に流れている否定できない私たちの血液を抱きしめて生きていく必要がある。それを忘れてしまうことは、情報空間上で自身を喪失してしまう行為であるともいえるのかもしれない(→実装#6)。しかし、電波で簡単にあらゆるものを送信することを可能にすることによって、私たちの理想は徐々に形成されてもきた。この両義性に引き裂かれながら、私は意識的に論理的なものを目指そうとすると同時に、徐々に身体が解体される。音楽も構築されたものから自由になり、浮遊するように漂っていなければならないような気がする。だがしかし、電波上で私たちは強制的に組代わり、何でもなくなった私たちは必ず、誰かによって何かにさせられていく。だからこそ、他方で私たちの血液を愛する日々も必要になる(→実装#2)。

私は、この引き裂かれるような日々を解決しなければならない。だがその度、音楽は/ど/う/し/よ/う/も/な/く/ノ/イ/ズ/が/介/入/さ/れ/て/し/ま/う/よ/う/な/感/覚/さ/え、持/っ/て/し/ま/う。(ニコニコ動画の投稿者コメントより)

lyrics

私たちが解体される。
私たちの意味がデータに変わっていく。
私たちの半身はいつの間にか、知らない誰かに奪われていく。
そうして、何もかもが変わり続けていく。

私はそれを見ている。
この変身する私たちを恐れている。
だが私たちは意味も理由もなく勝手に組み変わる。
そして、非可逆的に全く別のものへと変わってしまう。

私たちは常に変わりゆく有機体である。
降りることも許されずに電波と現実の界面を彷徨う。
そこから徐々に組み代わりが発生している。
だからこそ、変わらぬ血液を探すのだ。

私たちは個別に変身するのだろうか、或いは一緒に変わるのだろうか。
もし後者なら、それは電波が見せる幻想だろうか。
そうだとして、その幻想を信じ切る方法はあるだろうか。

私たちの言葉が解体されていく。
私たちの意味がデータに変わっていく。
私たちの半身はいつの間にか、知らない誰かに奪われていく。
そうして、何もかもが変わり続けていく。

組み替えられていく私の合成音声音楽は、もはや私のものでなくなり、誰かのものになっているだろう。
だが、それさえも愛する方法を探すのだ。
その方法はきっと、どこかにあると信じている。

credits

from 思​考​実​装, released December 30, 2022

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