そ​れ​で​も​、​溢​れ​出​る​の​は​感​情​だ​け​だ​っ​た​。

from 言​語​交​錯 by ukiyojingu

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lyrics

私たちは、私たちの扱う言葉に縛られている。
それらは、常に表現の限界を抱えてきた。
その外部に向かうために、これまで無数もの試みを行ってきた。
「孤独」な」言葉たちは、その先に至るためのものだ。
だが、それらも結局は言語の支配を脱却できない。
私たちは「孤独」になれない。

新しい言葉は常に世界から疎外されたが、いつしか言語はそれすらも取り込んで拡大していく。
いつも、孤独は手に入れた先から失われていった。
私は喪失を繰り返しながら、時間を費やしてきた。
その模索を無駄だといわれることも、少なくはなかった。
私はただ、何かを残したかっただけだった。

孤独な言葉たちは、私たちに外部を知らしめることで、言語の世界の輪郭をなぞり続けている。
それらは、統一を失い、全てが複数化するこの時代の中で、楔たり得るだろうか。
外側に至るまで、私はあらゆる物を否定し、最後には「今ここにいる私」という事実しか残らなかった。
だが、その事実こそ、最後に残る感情こそが、私たちの言語の本質だったはずだ。

だからこそ、言葉は交わされていく。
互いを楔として引き留めながら、そして孤独を求めながら、私たちは進んでいく。
それが、私たちの歴史であり、感情だったはずだ。
それを求めて、私はこれからも何かを作り続けていくだろう。

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from 言​語​交​錯, track released March 31, 2021

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